全国賃貸管理ビジネス協会

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成功事例

時代の変化を感じ取り
バトンタッチを考える
事業承継

小菅兼三郎 株式会社小菅不動産
会長(神奈川県)

生命保険は損金にせず全額資産計上にして退職金の原資にする

私の父が64歳の時、教員を退職した後でしたが、宅建免許を取ったのです。そして翌年の昭和43年9月に、自宅の一室で不動産会社を始めたのが、小菅不動産の始まりです。父は、売買契約がある度に、県の宅建業の担当者を訪問し相談していまして、そのうち色々と紹介して頂けるようになり、規模も拡大していきました。私は35歳まで市役所に勤務していましたが、退職して父を手伝うようになったのです。2年後に社長業を引き継ぎ、そこから、建売、売買、賃貸仲介、管理と地元一筋で35年間勤めて参りましたが、今から3年前に三代目となる息子にバトンタッチいたしました。


35年前は管理戸数も100戸ほどのスタートでしたが、現在では5700戸まで伸びております。管理受託を伸ばすために、当初はハウスメーカーの営業に同行し、建築が決まれば管理を受託するという仕組みを構築して増やしていきました。建築・管理という言葉もあまり浸透していない時代でしたので、営業に行けば、決まるという感じでしたね。一番のお得意様のオーナー様は、お一人で50棟建てていただいた方もいます(笑)管理が増えてくると、オーナー様にオーナー様を紹介してもらうというケースが増えてきます。お金持ちの息子さん、娘さんは、お金持ちの方と結婚するケースが多いですから、自然と紹介が増えていくものです。 今から30年ほど前のバブル崩壊で、7億円程の借金ができてしまい、厳しい時期もありましたが、管理を行っていたお陰で、安定収入があり、10年ほど売却損を出しながら、なんとか生き伸びることができました。やっぱり管理は大事ですね(笑)


息子が29歳で入社して、37歳になった時に事業承継いたしました。私が73歳の時です。 資産の承継について、銀行系のコンサル会社に入っていただき、一般的な方法ですが、退職金を払って赤字にして、会社の資産を減らして株の評価額を下げ、相続時精算課税制度を活用しながら贈与税を息子が払って、全株式を承継しました。 役員も降りて会長としての名前だけは残しております。生命保険を損金計上する仕組みは、多くの経営者の方がされていると思いますが、私は、逆に全額資産計上してきまして、それが退職金の原資となりました。生命保険の税金は払ってきましたが、しかし、最後に解約しても利益を出さずに株価を下げることができたのです。


経営も株式も承継してしまうと、正直、少し寂しくなる時もあります。私は、暇がある時は、付箋に質問を書いて社長の机に貼るようにしているんです。社長から返事があるとは限りませんけどね(笑)しかし、これくらいしか寂しさを柔らげる方法はありません(笑)


※この続きは「全管協の魅力を伝えるブックVol.4」成功事例集をご覧ください。全管協へのご入会を希望される方は事務局までお問い合わせください。